2000年入社
営業推進グループ
桐生 忠直
当社は、自動車メーカーを中心に、現在約30メーカーの機械部品を取り扱っています。部品製作を受注した際は、まずお預かりした図面を基に試作品を製作。完成した試作品はメーカーの機械にセッティングしてテストを行い、さらに改良を加えてから量産体制に入ります。これら全ての工程は東京と栃木の工場で行っています。
納期や加工法など、どんなに難しい条件の案件もスピードとコミュニケーションを第一に、現場と連携して解決法を導き出します。営業先での不明点はその場で現場に確認するなど、時間のムダをなくす工夫も。現場にも小まめに足を運び、製造リーダーと打ち合わせながら、スケジュールを時間単位でアップデート。各工程の流れを効率的かつスムーズに進行できる体制を整えています。
当社のこだわりは、納期内でより高い品質に仕上げること。お客様からは図面の正確な具現化を求められますが、場合によっては素材や加工法など、より高い精度にブラッシュアップできる方法を提案させていただくケースもあります。以前、F1で総合優勝を飾ったレーシングマシンの部品製作を手掛けたことがあるのですが、コンマ何秒を争う世界で、部品一つひとつにも非常に高い精度が求められました。こうした経験を経て、「品質あってこそのスピード」という考えのもと、日々の業務に取り組んでいます。
また、製品の精度をより高めるため、常にテストピースを製作。お客様からの注文数より多く製作し、最も公差が少ないモノをお客様へ納品します。さらに、設備投資にも力を入れており、素材、形状、加工法など、お客様のあらゆるニーズに対応していきます。
営業として大切なのは「お客様に対し、スピーディーに対応できること」です。そのためには、お客様からの疑問にすぐ答えられるよう、機械加工や研磨をはじめ製造の知識を熟知しておく必要があります。私は現場が一番の教科書と考え、職人に直接教わることで知識向上を図っています。また、迅速な計画立案も重要。日程や作業内容など、図面を見て全ての段取りを素早く組めるようになることで、さらなるスピードアップを目指します。
多種多様の部品加工ができるのは当社の強み。最近では発電機のクランクシャフトや農耕機や建機といった重機部品の製作も行っておりますが、今後は、長年培ってきた技術力を他の分野にも応用していきたいと考えています。さらに、数年前に海外企業からオファーのあった部品製作も大変好評であったため、グローバル展開を視野に入れた取り組みも推進していきたいです。